低周波治療器・治療点検索測定器組合せ理学療法機器(JMDNコード:70621000)イトー IM-2000

皮膚インピーダンスを測定しながら治療可能なIMモードと微弱電流で損傷の治癒を促進するMCRモードを搭載。

管理医療機器(特定保守管理医療機器)〈クラスⅡ〉

医療機器認証番号

302AABZX00089000

メーカー希望
小売価格

798,000円(税抜)

微弱電流で皮膚インピーダンスを測定、
治療ポイントに的確なアプローチ

IMモードとMCRモードの2つの治療モードを搭載。
中周波帯の微弱電流(マイクロカレント)を通電し、皮膚インピーダンスが測定できるIMモードは、治療ポイントを的確に見つけて効果的な治療が可能です。また、治療グラフ表示と治療音による視覚的・聴覚的な情報によって、患者様へ治療効果を分かりやすく、フィードバックすることができます。

2チャンネル独立操作が可能なMCRモードは、複数の治療部位へのアプローチやアクセサリーの組み合わせによる複合的な治療が行えます。

各モードに5つのプログラムを搭載

さまざまな症状に対応する独自のプリセットプログラム

※画像はイメージです。

治療に合わせて選べる4種類の電極

治療方法や治療部位に合わせて選択することで、さまざまな症状にアプローチすることが可能です。

スティックポイント電極
スティックポイント電極
先端が細く、複数の突起のある電極で、治療の狙いに合わせてピンポイントにアプローチが可能です。圧をかけると先端がバネのように押し込まれる仕様で、症状や部位に応じて治療が行えます。
スティックボール電極
スティックボール電極〈φ8〉
先端がボール状の電極で、治療部位に対してソフトな感覚でアプローチが可能です。皮膚へのすべりが良く、電極を動かしながら行う治療に適しています。
スティックローラー電極
スティックローラー電極
ローラータイプの電極で、広範囲な部位に対して治療を行うのに適しています。交換が可能なスポンジを濡らし、電極に取り付けて使用します。
スティックコットン電極
スティックコットン電極
濡らした綿棒を先端に差し込み使用します。電極2本で部位を挟み込むような治療も可能です。綿棒は治療毎に取り替えるので、衛生面に配慮した治療が行えます。

微弱電流によるアプローチ

グリップリング(+極)を患者様に握ってもらい、電極を接続したスティックプローブ〈スイッチあり〉( - 極)で、微弱電流による治療を行います。スティックプローブは、UP/DOWNスイッチにより手元での出力設定が可能です。

グリップリングとスティックプローブ(スイッチあり)

皮膚インピーダンスをリアルタイム表示

治療グラフ表示と治療音によって、患部の状態を確認しながら治療が行えます。皮膚インピーダンスがリアルタイムで表示されるので、治療ポイントへのアプローチの指標となります。

3種類のグラフ表示が選択可能

表示するグラフタイプは「ゲージ」、「メータ」、「折れ線」の3種類から選択できます。グラフのスケール(目盛間隔)は、3段階で設定が行えます。

治療グラフ表示

治療グラフ:ゲージ
ゲージ
治療グラフ:メータ
メータ
治療グラフ:折れ線
折れ線

IMモード [インピーダンスメジャーメント]

皮膚インピーダンスを測定しながら治療

中周波帯の微弱電流を通電して、実際に体に流れた電流量を計測することで、皮膚インピーダンスを測定します。患部の状態を確認しながら、治療ポイントに対して的確なアプローチが行えます。生体に流れる損傷電流に似た微弱な電流が、損傷部位の治癒を促進します。

通常の生体組織

イメージ図:通常の生体組織

プラスイオンとマイナスイオンのバランスが取れた状態で、生体電流(微弱電流)がスムーズに流れています。

損傷を受けた生体組織

イメージ図:損傷を受けた生体組織

プラスイオンとマイナスイオンのバランスが崩れ、生体電流(微弱電流)がスムーズに流れなくなります。

イメージ図:皮膚抵抗が高い治療ポイントの探索

- 極のプローブで、微弱電流を通電し、皮膚抵抗が高い治療ポイントを探します。

イメージ図:皮膚抵抗が高い治療ポイントの探索

損傷部位の皮膚抵抗が下がることで、エネルギーが体内に入りやすくなり、効果的な治療が行えます。

損傷部位の状態を的確に確認できる「定電圧方式」を採用

電圧を固定することで、抵抗が下がると電流量が上がります。この仕組みを利用して、抵抗が高い損傷部位を治療した際に、電流量が上がれば皮膚抵抗が下がり、治療が適切に行われていると判断することができます。

治療例

IMモードの治療例:首 IMモードの治療例:肘 IMモードの治療例:腰

MCRモード [マイクロカレント]

微弱電流で損傷の治癒を促進

組織修復に重要な役割を果たしている損傷電流と同レベルの微弱な電流を流すことで、傷ついた組織の修復を早め、 損傷部の治癒を促進します。 最大電流が1mAを超えない極めて弱い電流のため、ほとんど刺激がなく、神経や筋を興奮させません。

マルチスウィープモードを搭載

従来のマイクロカレントを進化させた波形で、高・低複数の周波数を生体に作用させるマルチスウィープモードを搭載。無痛、無感の刺激で、最適な治療効果が期待できます。

マルチスウィープモード
マルチスウィープモード

治療例

MCRモードの治療例:首 MCRモードの治療例:太もも MCRモードの治療例:足首

超音波治療器とのコンビネーション治療が可能

IM-2000と超音波治療器をコンビネーションケーブルで接続することで、マイクロカレントと超音波を組み合わせたコンビネーション治療が行えます。疾患部に対して2つの刺激を同時に与えることで、それぞれの治療効果を生み出します。※MCRモードのみで使用が可能です。

接続可能な超音波治療器

UST-770・US-777・US-711・US-731

UST-770
UST-770
超音波・電気刺激コンビネーションによる治療イメージ

その他の特長

外出先の治療にも対応

小型・軽量でバッテリーを搭載した本体とアクセサリーは、専用ケースにコンパクトに収納することができます。持ち運びが容易に行えるので、スポーツの現場での治療などにもご使用いただけます。

IMハードケース
IMハードケース
IMハードケース

ユーザビリティに配慮

タッチパネル

視認性と操作性に優れたタッチパネルを搭載。モードやプログラムの選択、パラメータの設定がスマートに行えます。

タッチパネル

アクセサリースタンド

スティックプローブとグリップリングを置けるアクセサリースタンドを採用。スティックプローブと本体の凹凸を合わせてセットできます。

アクセサリースタンド

製品仕様

定格電源
  • DC3.6V (リチウムイオン充電池)
  • DC5V (ACアダプタ) AC100V 50/60Hz
定格消費電力
24VA (ACアダプタAC100V 50/60Hz入力時)
出力電流
  • MCRモード
    750μA(ピーク電流値)、530μA(実効値) 負荷500Ω時
  • IMモード
    1,300μA(ピーク電流値)、919μA(実効値) 負荷19,200Ω時
出力電圧
  • MCRモード
    0.375V(ピーク電圧値) 負荷500Ω時
  • IMモード
    0.65V(ピーク電圧値) 負荷500Ω時
    25V(ピーク電圧値) 負荷19,200Ω時
タイマー
  • MCRモード
    最大480分
  • IMモード
    最大90分
電撃に対する
保護の形式と
程度
クラスI及び内部電源機器、BF形
サイズ
(W)182×(D)91×(H)47 (mm)
重量
約300g (リチウムイオン充電池含む)

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