User Report 008

2023.08.24

物理療法とトレーニングを併用して競技復帰とパフォーマンス向上をサポート

中井スポーツ整骨院

試合で結果が残せる身体づくりのサポートに基準を置き、スポーツ経験のあるスタッフが施術を行っている千葉県流山市の中井スポーツ整骨院。院内にトレーニングスタジオを併設し、物理療法等による治療やリハビリに加え、怪我を繰り返さないためのトレーニング指導も行っています。地域の小中学生から高校生、世界で活躍しているトップアスリートまで、幅広く多くの方から支持を集めています。

中井スポーツ整骨院は、その名の通りスポーツに特化した整骨院とのことですが、その理由をお聞かせください。

なぜスポーツに特化した整骨院をつくったかと言いますと、私自身も野球経験者でスポーツが好きだからです。当院では超音波治療などの物理療法やマッサージといった施術だけでなく、回復への近道としてトレーニング指導にも注力しています。物理療法に関しては、怪我の症状によって電気治療が必要な場合もあれば、温熱治療が適している場合もあります。スポーツの怪我は、その違いが顕著なので、科学的な根拠を示せる治療がしたいと思ったのも理由のひとつです。流山市は、若い世帯の転入が多い地域でスポーツに取り組むジュニア世代(小中学生・高校生)が多くいます。基礎的な部分から指導することで、一人でも多くの子がレベルアップできるように後押ししています。

ジュニア世代の指導に力を入れようと思った理由は何ですか?

海外では、大器晩成型の選手でも長い目で面倒をみられる環境が整っています。一方で日本の場合は、概ね高校生くらいまでにプロの道に進めるかどうかが決まってしまいます。そのような状況の中で、正しい知識を持って練習やトレーニングを行っているか、早期回復のための正しい知識、治療を受けているかなど基礎的なことを教える必要性を感じていました。現在では当院の方針が地域のみなさまにも広まり、20歳以下の患者様が全体の45%を占めるまでになりました。

トレーニングスタジオを併設しているのは大きな特長だと思うのですが、どのように利用されているのかお聞かせください。

先ほど少し触れた通り、アスリートにとっては施術とトレーニングの両方を行うことが回復への近道で、競技復帰後により良いパフォーマンスを発揮するためにも欠かせないものだと考えています。また、怪我をして来院される一般の方も、元の日常生活が送れるようリハビリに利用しています。最高峰の舞台で活躍するトップアスリート、部活動などに励む学生、日常生活の中で負傷した一般の方と、それぞれの怪我の内容や競技の特性に合わせたプログラムを組んでリハビリを提供しています。

施術スペースも含めて、施設に対する患者様の反応はいかがですか?また、施設でこだわっているポイントはありますか?

まずは、入ってすぐに「広い!」という反応があります。こだわっている点は、施術とトレーニングの場所を分けているところです。壁の色や蛍光灯の明るさなどを含めて雰囲気をガラリと変えることで、患者様の治療やリハビリに対するやる気を引き出しています。日本では「痛いから治してください」という感じで、患者様が治療に対して受動的なイメージがありますが、海外では患者様が能動的に動いて回復を促す治療が多く見られます。そのような流れを実現するために、五感を刺激する場づくりを意識しました。
また、カウンセリングもプライバシーに配慮して個室で行っています。治療方針を決める際には、怪我の状況だけでなく患者様の生活背景や想いを知る必要があります。そんな時に他の患者様がいるベッドサイドなどで話を聞いて欲しくないですよね。特に思春期のジュニア世代であれば、なおさらそうだと思います。施設に関しては、患者様が求めるものに対して何ができるかを追求した結果このような形になりました。

施術スペースでは、どのような物理療法機器を活用されていますか?

はじめに電気刺激と超音波のコンビネーション治療を行っています。患部の筋組織を柔らかくして痛みを取り除いた上で、治療やトレーニングに移行しています。物理療法の良いところは、手技で揉みほぐしていた時間を短縮できるところです。短縮できた分をより効果的な治療に充てられるよう心がけています。また、設定ひとつでどんな患者様にも応用が利くのと、ご自身で意識的に動かせない筋肉にアプローチできることもメリットです。特にリハビリで怪我した部位以外を動かして筋力を維持したい時に役立ちます。

数ある機器の中で、これらの機器を導入した決め手は何ですか?

一言でいうと、使いやすさです。導入を検討する際にいろいろな機器を試しましたが、スイッチの位置や握る部分、プローブの置き場所など、細かいところがしっくりきました。それから担当者のわかりやすい説明と丁寧なサポート対応も後押しになりました。

物理療法機器に対する患者様の反応はどうですか?

物理療法機器は、新人とベテランのどちらが使っても同じ効果を出せるとよく言われますが、私は違うと思っています。触診でしっかり組織を捉えられないと場所がずれますし、当て方や角度ひとつで効果が変わります。例えば、超音波治療を行う時に、以前に使ったことがあるけど効果がなかったとおっしゃる方がいます。そんな方に適切な当て方で治療をすると、「超音波って、こんなに良かったのですね」と感動されます。効果を感じていなかった方ほど、良い反応をいただけます。

物理療法機器に対して、期待することや要望はありますか?

あまり考えたことがありませんでしたが、あえて言えば患部の状況を自動的に判断して、適切な設定で治療してくれるものがあるといいですね。コンビネーション治療でも人によって感じ方が違うので、今は筋肉の収縮具合を私たちが見ながら設定を変えることも多くあります。そのあたりを機器がうまく判断して調節してくれれば、より安全かつ効果的な治療を行えるようになるのではないかと思います。

PROFILE

中井 啓太 総院長

鍼灸あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師、介護予防パワーリハビリテーション指導士、北京中医薬大学推掌専門士、柔道整復臨床実習指導員、鍼灸あん摩マッサージ臨床実習指導員、(株)スポーツ&ヘルスケア 代表取締役、(株)楽楽館 取締役、日本足病学協会 理事。スポーツの怪我で悩む患者様に状況に合わせたベストな施術プランを提案して、早期の競技現場復帰をサポートしている。

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